こちらの記事では、2025年6月14日放送の「満天☆青空レストラン」で紹介される奥多摩わさびの魅力をお取り寄せ情報とともに詳しくご紹介します!
奥多摩わさびは災害によって栽培が減少しているそうですが、伝統を受け継ぐ兄弟・わさびブラザーズが災害からの復活を目指して奮闘しているそうですよ。
奥多摩わさびとは?由来や特徴を詳しく紹介
奥多摩わさびは、東京都西端・奥多摩町の渓谷地帯で育てられる高品質な本わさびです。
標高約300〜800mの山間地、特に日原・海沢・白丸・小河内(おごうち)エリアの澄んだ沢沿いに広がるわさび田で栽培されています。
その味わいは「鋭さの中に甘さと粘りがある」と称され、都内唯一の本格的なわさび産地として、全国の料理人や食通から高い評価を得ています。
奥多摩わさびの歴史―江戸時代から続く献上品
奥多摩のわさび栽培は、江戸時代後期に始まりました。
文献『武蔵名勝図会』によれば、当時から“献上わさび”として将軍家へ納められていた記録があり、奥多摩産の品質は当時から特別視されていたことがわかります。
明治・大正期には青梅街道沿いを通じて神田青物市場にも流通し、昭和にかけては多摩川水系の名産品として広く知られるようになりました。
現在では「奥多摩わさび保存会」や「奥多摩わさび塾」など地域一体となった後継者育成・ブランド保全が行われています。
清流の恵みと独自の栽培法
奥多摩わさびの栽培には、山の斜面を利用した「畳石式(たたみいししき)」と「地沢式」を組み合わせた“奥多摩式”が採用されています。
- 畳石式:沢の水を人工的に引き込み、平坦な段状地に砂利を敷いて栽培
- 地沢式:自然の沢沿いに直接植える、より昔ながらの方法
水温は年間を通じて12〜16℃。強い日差しを避けながらも、豊富な酸素とミネラルを含む流水で育てることにより、色鮮やかで香り高いわさびが育ちます。
年間の旬と収穫サイクル
本わさびは種まきから収穫までに1年半〜2年の時間を要します。
奥多摩では春〜初夏(4月〜6月)が最も風味の良い“旬”とされ、辛味、香り、粘りのすべてがピークを迎えます。
ただし、栽培農家では温度管理や水量調整により通年出荷体制も整えており、直売所や通販でも一年を通じて入手可能です。
奥多摩わさびについてもっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

奥多摩わさびのおすすめポイント
奥多摩わさびのおすすめポイントはこちら。
- 香り・辛味・粘りの三拍子
キリッと鋭い辛味のあとに、ふわっと香る青さと甘みが広がります。 - 清流が育む安心安全な品質
多摩川源流の清らかな湧水が育てた純国産のわさび。 - 鮮やかな緑と美しい断面
擂った断面が濁らず鮮やかな緑色を保つのも高品質の証です。 - 食卓で“すりたて”が楽しめる
擂りたての風味は段違い。わずかな量で料理の印象が変わります。 - 加工品も豊富で贈答にも◎
わさび漬け、ふりかけ、ジェラートなど、観光客にも人気の品が揃います。
お刺身だけじゃない!奥多摩わさびのおすすめ活用法
わさび=刺身というイメージが強いですが、奥多摩わさびはそれだけではありません。
むしろ、辛味と香りを活かした“隠し味”として活用すると、料理の格が一段上がります。
- ステーキ・焼肉の薬味に
塩とわさびだけで食べる肉は、驚くほど上品な味わいに。 - 冷たいそば・そうめんに
市販のチューブでは出せない、奥深い香りが引き立ちます。 - チーズやクラッカーと合わせて
わさびの爽やかな刺激が、濃厚な乳製品と好相性。 - ドレッシングに練り込む
ツンとこない、香り中心の和風サラダドレッシングに。 - わさびバターやマヨネーズ
混ぜるだけでパンやフライのディップに早変わり。
奥多摩わさびはどこで買える?お取り寄せ方法
奥多摩わさびは奥多摩町内で購入することができます。
- 奥多摩わさび本舗 山城屋
大正10年創業。生わさび・チーズわさび漬け・お菓子まで幅広い商品展開。 - わさびの東京(旧:奥多摩わさびカンパニー)
生産から加工、販売まで一貫したブランド展開。高品質を追求。 - 奥多摩駅前・氷川地区の観光施設
わさび漬けや関連商品が販売され、気軽に手に入れられます。
山城屋はオンラインショップも運営しています。
まとめ
以上、奥多摩わさびを詳しくご紹介してきました。
奥多摩わさびは、東京都とは思えない自然と清流が育てた、香り・粘り・鮮度に優れた高品質な本わさびです。
江戸時代の献上品という由緒正しい背景を持ち、現代でも料理人たちがこぞって評価する逸品。
刺身以外にも、肉・麺・乳製品など幅広い料理に活用できる万能な薬味として、ぜひ“すりたて”の奥多摩わさびを取り入れてみてください。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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