神奈川県川崎市と聞くと、東京23区と横浜市に挟まれた海沿いの街というイメージを抱く方が多いのではないかと思います。
実は内陸部の方では農業が盛んで、「防空壕キクラゲ」という特産物があるのをご存じでしたか…?
こちらの記事では神奈川県川崎市麻生区で生産されている「防空壕キクラゲ」の魅力や購入方法を徹底解説します。
防空壕キクラゲの誕生秘話
防空壕キクラゲ栽培所は神奈川県麻生区の小田急線「栗平」駅から徒歩10分ほどのところにあります。
生産者の方は、防空壕があるとは知らずに土地を購入されました。
自分の土地に穴を発見し、何かだろうと思い覗き込んだら、奥に空間が広がっていたそうです。
地元の方に聞いてみたところ、この穴は太平洋戦争中に学童疎開してきた児童のために旧日本軍が作った防空壕だそうです。
防空壕が見つかると、一般的に土地の価値が下がるので埋め戻すことが多いそうです。
しかし生産者んお小山さんは「当時の誰かが、こんなに一生懸命掘ったものを埋め戻してはいけない」と感じ、遺構として残すことにされました。
そして防空壕の穴をコンクリートで補強し、鉄筋を入れて整備した。
この穴の活用方法として、当初は地元の農家の方に提案されたシイタケ栽培に取り組みましたが、より楽に生産できるキクラゲ栽培に切り替えられました。
防空壕キクラゲの特徴
一般的にキクラゲは乾燥した中国産が多く流通しています。
生キクラゲは肉厚でプリプリとしていて柔らかく、乾燥ものとは別次元の味わいです。
筆者りずは生の国産キクラゲを味わったことがあります。
「これがキクラゲ!?」と思えるほど厚みがあって、弾力もあって美味しかったです。
「防空壕キクラゲ」の購入方法
防空壕キクラゲの購入方法は主に3種類あります。
①オンラインショップ
防空壕キクラゲの生産を副業として行っている「熱源」のサイトにはオンラインショップがあり、お取り寄せをすることができます。
②セレサモス(JAセレサ川崎)
防空壕キクラゲの生産拠点である神奈川県川崎市麻生区の近くにはJAの直売所があり、そちらで防空壕キクラゲが販売されています。
住所: 神奈川県川崎市麻生区黒川172
電話番号:044-989-5311
営業時間:9:30 ~ 15:00
定休日:毎週水曜日・年末年始
アクセス:小田急多摩線「黒川駅」から徒歩約10分
駐車場: 有(100台)
住所: 神奈川県川崎市宮前区宮崎2-1-4
電話番号:044-853-5011
営業時間:9:30 ~ 15:00
定休日: 水曜日・年末年始
アクセス: 東急田園都市線「宮崎台駅」から徒歩約5分
駐車場:有(114台)
詳しい情報はセレサモス公式サイトをどうぞ
https://www.jaceresa.or.jp/agri/ceresamos
セレサモスは地場産の新鮮な野菜を販売しており、大変人気のある直売所です。
地元川崎の方だけではなく、近隣の横浜ナンバーや多摩ナンバーの車での来場者も多く、週末の午前中は特に込み合います。
駐車場渋滞ができることがありますので、ご注意ください。
③麻生郵便局前の自販機
麻生郵便局では地場産業を応援する取り組みを行っており、郵便局前に地場商品の自販機を設置しています。
こちらで、防空壕キクラゲを使用したキムチが販売されています。
まとめ
以上、防空壕キクラゲについて詳しくご紹介してきました。
戦後80年近くが経つ令和に防空壕を活用してキクラゲが生産されていることは驚きですね…!
国産の生のキクラゲはとても美味しいので、ぜひ防空壕キクラゲを食べてみて下さい!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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