生活に欠かせない路線バスですが、日本一の長距離路線バス路線はどのようなバスなのでしょうか?
日本最長の路線バスは奈良交通の八木新宮線なんだそうです。
八木新宮特急バスは、奈良県に近鉄大和八木駅から和歌山県のJR紀勢本線新宮駅までの約170kmを走行し、停留所は168か所もあります。
170キロの移動と言ったらもはや旅行ですね。
こちらの記事では八木新宮特急バスのルートや途中のおすすめ立ち寄りスポット、口コミや評判をご紹介します。
全長169.85㎞、停留所の数は168箇所あり、高速道路を使わない路線バスとしては日本一の走行距離を誇ります。
この記事では、この八木新宮特急バスの魅力と途中の立ち寄りスポットについて詳しくご紹介します。
八木新宮特急バスとは?
八木新宮特急バスは、奈良交通が運行する奈良県橿原市の大和八木駅から和歌山県新宮市のJR紀勢本線新宮駅を結ぶバス路線です。
全長166.8kmを約6時間半*かけて168か所の停留所を通り、1日3往復運行しています。
(*後程ご紹介する観光特急バスは6時間11分)
東京から170kmの距離は長野市、松本市、上田市、飯田市などが当てはまります。
これらの都市には東京から高速バスが運行しています。
バスにはトイレの設備がないので途中に3回休憩があります。
バスの運転手さんは休憩時間にランチを食べるんだそうです。
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八木新宮特急バスは高速バスとほぼ変わらない日本一の長距離路線バスなのです。
八木新宮特急バスの最大の魅力は、紀伊山地の美しい自然を感じながらのんびりとした路線バスの旅が楽しめることです。
奥深い紀伊山地の山々を縫うように走るルートはまさに秘境を走る路線バスと言えます。
道中には、日本一大きな村といわれる十津川村や、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」もあり、知る人ぞ知る温泉地もたくさん点在しています。
八木新宮特急バスの口コミと評判
八木新宮特急バスの口コミと評判はどのようなものなのでしょうか?ご紹介します。
長時間乗車で腰が痛くならないための対策でしょうか?
一般的な路線バスよりシートがフカフカだそうです。
谷瀬のつり橋は後ほどご紹介しますが、人気の観光スポットとなっています。
多くの方が目的地へ行くために八木新宮路線バスを利用しているようです。
生活に密着した長距離路線バスなんですね!
そのため、利用者の多くは「いつまでも走っていてほしい」と願っています。
観光特急「やまかぜ」土日祝日のみ運行中!
八木新宮特急バスは週末の1往復を「観光特急 やまかぜ」として運行しています。
「やまかぜ」は168か所のバス停のうち主要な11のバス停に停車し、鈍行より約20分早く終点に到着します。
「やまかぜ」は観光特急という名称ですが、使用されるバス車両は他の系統と同じ車両が使われます。
八木新宮特急バスの基本情報
八木新宮特急バスの時刻表や料金はどのようになっているのでしょうか?
大和八木駅から新宮駅行き・週末の時刻表を主な停留所でご紹介します。
主要バス停 | やまかぜ号 | 運賃(大人片道) | ||
大和八木駅(南) | 9:15 | 11:38 | 13:38 | ー |
高田市駅 | 9:34 | 11:57 | 13:57 | 470円 |
五條バスセンター | 10:29 | 13:04 | 15:04 | 1,260円 |
五条駅 | 10:31 | 13:06 | 15:06 | 1,260円 |
城戸 | 10:57 | ↓ | 15:32 | 1,800円 |
星のくに | 11:20 | 13:47 | 15:55 | 2,200円 |
大塔支所 | 11:38 | ↓ | 16:13 | 2,450円 |
上野地(谷瀬の吊り橋) | 12:25 | 14:41 | 17:00 | 2,850円 |
風屋 | 12:49 | ↓ | 17:24 | 3,300円 |
十津川村役場 | 13:06 | 15:17 | 17:41 | 3,600円 |
折立 | 13:20 | ↓ | 17:55 | 3,850円 |
十津川温泉 | 13:39 | 15:39 | 18:14 | 3,950円 |
ホテル昴 | 13:45 | 15:45 | 18:20 | 4,000円 |
本宮大社前 | 14:23 | 16:23 | 18:58 | 4,600円 |
湯の峰温泉 | 14:34 | 16:34 | 19:09 | 4,750円 |
川湯温泉 | 14:44 | 16:44 | 19:19 | 4,850円 |
新宮駅 | 15:47 | 17:49 | 20:22 | 6,150円 |
五條バスセンター:約10分間
上野地(谷瀬の吊り橋):約20分間
十津川温泉:約10分間
※便により休憩時間が異なります。
詳細はご乗車時に乗務員へご確認ください。
バスは乗車距離に応じて料金が算出されるので、路線バスとは思えない金額ですね。すごいです。
五條、十津川、熊野観光に便利な「168バスハイク乗車券(大人6,150円)」というお得なきっぷも販売されています。
八木新宮特急バスの詳細はこちらからどうぞ。
途中の立ち寄りスポット
八木新宮特急バスを途中下車していくおすすめの立ち寄りスポットをご紹介します。
谷瀬のつり橋
十津川村を訪れるなら、絶対に外せないスポットが「谷瀬のつり橋」です。
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「谷瀬つり橋」は生活用として作られたつり橋で日本一長いつり橋なんだそうです。
日本有数の長さを誇るこの鉄線のつり橋は、長さ297メートル、高さ54メートルと圧巻のスケールです。
十津川村の谷瀬集落と上野地を結び、眼下には清澄な十津川(熊野川)が流れる絶景が広がります。
歩くたびに揺れるスリル満点の体験は、まるで空中を散歩しているかのよう…!
手をつないで渡ったカップルはアツアツ仲良しになれるという言い伝えもあり、ロマンチックなスポットとしても人気です。
バスの発車に遅れないようにご注意ください。
谷瀬つり橋の詳細はこちらからどうぞ。
十津川温泉の足湯
十津川温泉バス停の待合所には「足湯」がオープンしており、毎日7時から18時30分まで自由に利用することができます。
168バスハイク乗車券の利用者は、途中下車して足湯や観光を楽しむのもおすすめです。
熊野本宮大社
本宮大社前バス停で下車して世界遺産に登録されている熊野本宮大社へ行くのもおすすめです。
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熊野本宮大社(和歌山県田辺市)は、全国3000社ある熊野神社の総本宮全国熊野神社です。
古くから「熊野三山」の一つとして崇められ、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界遺産に登録されています。
上四社、中四社、下四社の三社からなり熊野三所権現と言われます。
熊野本宮大社の歴史は深く、平安時代には天皇や貴族も参拝したと伝えられています。
熊野の自然と調和した美しい景観も魅力の一つで、ぜひ訪れたい立ち寄りスポットです。
熊野本宮大社の詳しい情報はこちらからどうぞ。
日本サッカー協会のシンボル八咫烏(ヤタガラス)は熊野本宮大社の主祭神である家津美御子大神(素盞鳴尊)にお仕えしている存在です。
日本を統一した神武天皇を大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、ヤタガラスは導きの神様として信仰されています。
八木新宮特急バスへのアクセス
八木新宮特急バスに乗車するには大和八木駅、五条駅、新宮駅へ向かうのが便利です。
大阪なんば・近鉄名古屋より:近鉄特急「ひのとり」乗車
近鉄奈良より:近鉄奈良線→大和西大寺乗換→近鉄橿原線五條駅までのアクセス
大阪→JR関西本線→王寺→JR和歌山線→五條
※近鉄や南海を利用するルートもあります。新宮駅までのアクセス
名古屋より:JR紀勢本線特急「ワイドビュー南紀」乗車
京都・新大阪より:JR紀勢本線特急「くろしお」乗車
新宮駅までは南紀白浜空港または関西空港経由でのアクセスも可能です。
まとめ
八木新宮特急バスの旅は、日本一長い路線バスならではのゆっくりのんびりとした旅を楽しむことができます。
紀伊半島の美しい自然を満喫し、温泉や観光スポットを巡りながら、忙しい日常を忘れてリフレッシュするのはいかがでしょうか?
ぜひ、八木新宮特急バスに乗車してみて下さい。
本日もお読みくださいましてありがとうございました。
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